2020.6.21 全国47都道府県・独自開催大会
※原則無観客試合だが控えメンバーと選手の保護者の応援は認められる方向性もある。
試合方式など詳細が決まっていない都道府県もあり

■北海道
地区大会は7月11日南北海道大会(札幌円山)は8月3日開幕北北海道大会(旭川スタルヒン)は8月5日開幕いずれも各地区代表16校で争う

■青森
トーナメント方式開幕は7月14日、決勝は7月28日

■岩手
トーナメント方式6月29日~7月5日に7地区で予選県大会は7月11~25日

■秋田
トーナメント方式7月9~20日

■山形
トーナメント方式7月11日に開幕、決勝戦は8月1日

■宮城
トーナメント方式7月11日~8月1日

■福島
トーナメント方式7月18日~8月7日

■茨城
トーナメント方式7月11日~8月4日

■栃木
県独自交流試合、各チーム1試合、プロのスカウトの入場可7月18、19、23、24、25、26、8月1、2日の8日間

■群馬
トーナメント方式7月18日~8月10日

■埼玉
トーナメント方式、1試合7イニング制タイブレーク方式を採用、1週間で500球の投球制限を設ける8月8日~23日準決勝と決勝は「メットライフドーム」で開催

■千葉
トーナメント方式地区トーナメントを8月2日~10日各地区優勝校8校による決勝トーナメントを8月15日から3日間

■東京
トーナメント方式7月18日から東西で独自大会、8月10日に東西V対抗戦東東京大会が7月18日~8月8日西東京大会が7月18日~8月7日8月10日東西大会優勝校による対抗戦を行う

■神奈川
トーナメント方式8月1日~23日 ■山梨・検討中

■長野
トーナメント方式、4地区に分けて8強を決める7月18日~8月10日

■新潟
トーナメント形式7月18日~8月6日

■富山
トーナメント方式7月23~26日、8月1~3日、5日、7日、11日

■石川
トーナメント方式7月11~19日地区大会県大会は7月23日~8月9日

■福井
トーナメント方式7月18日~8月3日

■静岡
トーナメント方式で、7イニング制参加111校を東西2ブロックに分ける準々決勝までは東側、西側地区同士の対戦7月11日開幕、8月1日決勝

■愛知
トーナメント方式7月4日~8月2日

■岐阜
7月11日開幕、8月2日決勝

■三重
トーナメント方式7月11日~8月2日

■滋賀
トーナメント方式7月18日から8月9日

■京都
8ブロックによるトーナメント方式、7イニング制7月11日~26日の土日祝日の8日間

■大阪
トーナメント方式7月18日~8月10日

■兵庫
トーナメント方式7月18日~8月7日

■奈良
トーナメント方式7月11日に開幕

■和歌山
トーナメント方式7月18日~8月5日

■岡山
トーナメント方式7月18日~8月10日

■広島
トーナメント方式、タイブレーク制導入7月11日~8月8日

■鳥取
トーナメント方式7月11日~7月27日

■島根
トーナメント方式7月17日から8月4日

■山口
トーナメント方式7月11日~8月1日

■徳島
トーナメント方式7月11日~8月2日

■香川
トーナメント方式7月23日~8月13日

■愛媛
トーナメント方式8月1日~8月10日

■高知
トーナメント方式、タイブレーク制導入7月18日~8月2日

■福岡
原則1校1試合の交流試合。期間は6月21日~7月19日で予定。

■佐賀 トーナメント方式7月11日~30日

■長崎 トーナメント方式7月10日~8月2日

■大分 7月14~31日

■熊本
トーナメント方式7月5日~8月2日

■宮崎
トーナメント方式、タイブレーク7月11日~7月30日

■鹿児島
トーナメント方式7月22~28日

■沖縄
トーナメント方式7月4日開幕、8月2日決勝
2020.6.10 今春センバツ代替え試合を発表!日本高野連

日本高野連は10日、新型コロナウイルスの感染拡大で史上初めて中止になった第92回センバツ高校野球大会の代替試合「2020年甲子園高校野球交流試合(仮称)」を甲子園球場で開催することを発表した。

今春のセンバツに出場予定の32校を招待し、8月10日~12日、15日~17日の6日間(13、14日は予備日)で対抗試合各1試合を行う。
現時点では原則、無観客試合。その他、学校関係者、プロ野球関係者などはこれから検討される見通し 組み合わせは、7月18日に各校主将によるオンライン抽選会、または代理抽選で決める 試合は1日3試合以内とし9回終了同点の場合は引き分けかタイブレークにするかは未定。 ベンチ入りは例年の18人から2人増の20人に増えた

■招待校は以下の通り
白樺学園・帯広農(北海道)鶴岡東(山形)・仙台育英(宮城)・磐城(福島)桐生第一・健大高崎(群馬)・花咲徳栄(埼玉)・山梨学院(山梨)国士舘(東京)・東海大相模(神奈川)星稜・日本航空石川(石川)加藤学園(静岡)・中京大中京(愛知)・県岐阜商(岐阜)智弁学園・天理(奈良)智弁和歌山(和歌山)・大阪桐蔭・履正社(大阪)・明石商(兵庫)倉敷商(岡山)・鳥取城北(鳥取)・広島新庄(広島)・平田(島根)尽誠学園(香川)・明徳義塾(高知)創成館(長崎)・明豊・大分商(大分)・鹿児島城西(鹿児島)
2020.5.20 夏の甲子園中止が決定! 春夏は史上初めて 地方大会も!
日本高野連は20日、選手権運営委員会をオンラインで開き8月10日から甲子園での開催を予定していた第102回全国高校野球選手権大会について、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止にすることを決めた。

また緊急事態宣言が14日に39県で解除されても多くの学校は休校の状態準備期間が十分に確保できない上、8月上旬までに代表校がそろうのは困難で、宿泊、長距離移動による感染リスクが高まることも懸念されていた。尚、大会回数は「102回」とカウントする


最大の理由は選手、関係者、観客の健康・安全面での確保が専門家からの助言で開催は難しいとの苦渋の決断だと明かした

【全国大会の具体的な中止の主な理由】
●開催期間が2週間以上に及ぶこと
●各代表校が長時間かけての移動があること
●集団での宿泊を伴うこと

【地方大会の具体的な中止の主な理由】
●約3800校が参加し、6月下旬の沖縄を皮切りに8月始めに渡って開催が予定される全国各地の地方球場での感染リスクを、完全になくすことは出来ない 
●休校や部活動停止で十分な練習が出来ていない選手への怪我などの増加の予測
●夏休みの短縮の動きがある中で予定されている地方大会の開催は学業の支障になりかねないなど

■本日の記者会見の質問で全国大会の日程をずらして開催できないか? 日本高野連は全国大会は夏休み中にしか実施ができない。新チームの始動が8月中旬から始まる地区もあり日程的に無理があるとの回答 春の選抜に続き“甲子園”への夢が絶たれた球児たち。3年生は地方大会で戦うこともなくグラウンドを去ることになる。
2020.5.15 夏の高校野球中止!? 最後の夏へ代替え試合も検討
新型コロナウィルス感染拡大の影響で夏の全国高等学校野球選手権大会の中止の方向で検討されている事が分かった。 14日に緊急事態宣言が39県で解除されたとはいえ、球児たちが練習を再開しても夏へ向けて準備する期間はあまりにも短い。臨時休校していた県立学校などが再開した県もあるが、ほとんどの学校で部活動を行えない状態が現在も続いている



最大の目標である高校最後の夏を迎える選手にとっては戸惑いを隠せない状況。更に集大成として公式戦最後の地方大会だけでも開催を望む声も多い。 5月20日の運営委員会の決断を待ちたい
2020.4.18 夏の甲子園大会も開催不安、全国緊急事態宣言で地方大会も不透明に!
新型コロナウイルスの感染拡大に対応する緊急事態宣言が全国に拡大されることで第102回全国高校野球選手権大会の各地方大会開催に影響を及ぼすことが16日に分かり緊急事態宣言は5月6日までとされているが、 全国で最初に開幕する6月20日の沖縄を皮切りに各地方大会の開催も不透明な状況になってきた。 春のセンバツのようなギリギリでの開催中止のような事は避けたい。5月20日の第2回運営委員会で最終決定をして頂きたい。センバツが中止になり。各校が夏に切り替えている中で、早めに決断をして選手を安心させたい思いである。


政府の表明を受け、日本高野連は全都道府県への緊急事態宣言の発令を受けて対応を検討するとし、対応策を協議していく方向性を表明。15日には、22日に開催予定だった選手権大会の第2回運営委員会を5月20日に延期することを発表したばかりだった。
3月に開催予定だったセンバツは史上初の中止に。
その後も他のスポーツと同様、現状は厳しく、すでに春季大会は全国の9地区すべてで中止が決定。

日本高野連の小倉好正事務局長は、5月20日の運営委員会で大会開催の可否の決断は行わないものの「第2回の運営委員会以後も状況を見ながら必要であれば、会議の開催を検討していくことが必要だと思います」と慎重というか曖昧な発言でもある
2020.3.28 東北勢「白河の関を超えて優勝旗を持ち帰る」決して遠くはない!
※白河の関とは福島県白河市にある関東と東北の境の関所である
写真素材photo AC: 東北の城 白河小峰城

【東北勢の活躍にスポットをあててみた】

東北地方は積雪が多い寒冷地のため、特に冬場はグランドでの練習がまともに出来ず他の地域と比べて不利と言われてきた
しかし、近年は温暖化の影響で暖冬の年が多く、練習環境にそれほど差がなくなった。
また、東北地方の高校には、優秀な指導者が多いことでも知られるさらに関西地区などからの野球留学者が増えたことも大きいと言える

平成元年以降、東北勢は春夏通じて9度も決勝戦に進出したがすべて敗退雪国・東北は全国10地区で春夏を通じて唯一優勝がないが、今世紀に入ってからは決勝進出が8回あり光星学院(現八戸学院光星)などは2011年夏、2012年春、2012年夏の3季連続で決勝に進出したが、あと一歩で涙を呑んでいる。


【甲子園の魔物・サヨナラのチャンスという魔物】

最大のチャンスは平成元年(1989年)決勝戦 仙台育英-帝京戦どちらが勝っても初優勝 試合は帝京の吉岡雄二(元東北楽天)と仙台育英(宮城)の大越基(元福岡ダイエー)というエース同士の投手戦になった 0-0で迎えた9回裏に仙台育英が二死から1番・大山豊和の三塁打で、一打サヨナラのチャンスをつかむ。続く2番・茂木武に託されたが一飛であえなく凡退で試合は延長戦へ・・・ ピンチのあとにチャンスありの言葉の通り10回表、帝京に2点の先制点が入り延長10回0-2で惜しくも優勝を逃してしまった。 東北勢初の優勝を目指す仙台育英にとって、チャンスを逃して突入した落胆の延長に、魔物がいたことに違いない 今まで東北勢の決勝戦の中でもこの試合が一番優勝に届きそうだった試合であろう。

【記憶に新しい近年の活躍】

2015年夏の決勝、佐藤世那(元オリックス)郡司裕也(現中日)平沢大河(現ロッテ)を擁する仙台育英(宮城)が東海大相模(神奈川)と対戦。
仙台育英は新チーム結成後の2014年秋の明治神宮大会で優勝をしておりスター揃いの強豪チームだった 平沢大河は東海大相模の左腕エースの小笠原慎之助(現中日)から2安打したがエース佐藤世那が東海大相模の強力打線を抑えることができず被安打15、失点10の6-10で敗れた。

さらに2018年夏では、2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭と、決して前評判は高くはなかったが強豪校を次々倒し勢いづいた絶対的なエース吉田輝星(現日本ハム)擁する金足農(秋田)との対戦 県予選から準決勝まで1人で投げてきた吉田だったが、疲労の影響もあり、大阪桐蔭打線に5回12失点と打ち込まれ2-13で敗れた

これを機に吉田投手の過酷な登板に「球数制限」の議論が高まった。


■平成元年以降、春夏の甲子園でベスト4以上に進んだ東北勢の戦歴

平成元年(1989年夏)  仙台育英(宮城)準優勝 0-2 帝京(東京)優勝

平成元年(1989年夏) 秋田経法大付 現⇒明桜(秋田)ベスト4 帝京(東京)優勝

平成13年(2001年春)  仙台育英(宮城)準優勝 6-7 常総学院(茨城)優勝

平成15年(2003年夏)  東北(宮城)準優勝 2-4 常総学院(茨城)優勝

平成17年(2005年春) 羽黒(山形)ベスト4  愛工大名電(愛知)優勝 

平成21年(2009年春)  花巻東(岩手)準優勝 0-1 清峰(長崎)優勝

平成21年(2009年春) 利府(宮城)ベスト4 清峰(長崎)優勝

平成21年(2009年夏) 花巻東(岩手)ベスト4  中京大中京(愛知) 優勝

平成23年(2011年夏)  光星学院(青森)準優勝 0-11 日大三(東京)優勝

平成24年(2012年春)  光星学院(青森)準優勝 3-7 大阪桐蔭(大阪)優勝

平成24年(2012年夏)  光星学院(青森)準優勝 0-3 大阪桐蔭(大阪)優勝

平成25年(2013年夏) 日大山形(山形)ベスト4 前橋育英(群馬)優勝

平成25年(2013年夏) 花巻東(岩手)ベスト4 前橋育英(群馬)優勝

平成27年(2015年夏)  仙台育英(宮城)準優勝 6-10 東海大相模(神奈川)優勝

平成30年(2018年夏)  金足農(秋田)準優勝 2-13 大阪桐蔭(大阪)優勝
2020.3.14 センバツ中止の裏側 高校球児のためではなく「大人の事情」なのか?
センバツ大会中止決定後に各方面から色々な意見が飛び交っている中、今回のセンバツ中止決定は選手の健康・安全面を配慮した決定だったのか?色々調べてみました。

■経済損失は約290億円 過去のセンバツ観客動員数を想定して51万4000人と仮定、飲食、グッツ、宿泊、公共交通機関で約134億円の見込み 更に原材料を販売する関係業者や従業員らの消費拡大といった波及効果もなくなる事で156億円となり損失は290億円に達する見込み

■本当に高校球児の「健康・安全第一」に考えた決断だったのか?
大会主催者は「苦渋の決断」安倍首相がイベントなどの自粛を10日間延期してほしいと要請した直後だけに無観客でも実施は厳しいと判断した背景がうかがえる。

11日の会見では丸山昌宏大会会長(毎日新聞社社長)が「断腸の思い」「痛恨の極み」「苦渋の決断」と繰り返し言い続け 「選手たちが安心して甲子園でプレーできる環境を現段階では安全を担保することが難しいというのがその理由です」と苦しげな表情で話した 果たしてそうなのか? 選手が感染したら、まずいから中止にしたようにも捉えられた、これからの感染拡大は未知数だが現段階での高校生の年代は感染しにくいと言われている年代だ 選手の気持ちを考えての決断には思えない、他競技の高校全国大会の中止やプロ野球、Jリーグの開幕延長などの状況下で「高校野球だけが開幕するのは賢明ではない」大人の判断が第一優先したように思う。

■無観客で開催した場合の費用の問題も大きい 昨年のセンバツの収支決算によると、入場料収入は3億2828万1435円物品販売などの収入を加えると合計で3億3222万9384円 無観客開催になるとこれがゼロになるうえ、支出は大会準備費、出場選手費、大会役員関係費や各種団体への助成金を含めて2億4148万8313円 球児の夢をかなえてやりたい建前はあっても、大きな犠牲を回避するためには致し方ない。

センバツ主催者の毎日新聞社でも無観客開催は収支的にも無理があったのではないか? 最終的には・・・ 八田英二・日本高野連会長も「最後の最後まで努力を続けた」「高校野球は学校教育の一環である」と話したが結果的には選手第一は建前 センバツ中止の裏には同調圧力と費用面であろう 各方面から様々な意見が飛び交っている中最終的にはこの32校を何らかの形で甲子園でプレーさせて欲しいと願うものだ


★大会中止決定後のアンケート

【中止の判断に】
賛成56%(1617人) / 反対44%(1289人)

【出場できなかった学校への救済策は必要?】
不要39%(1127人) / 必要61%(1779人)

(参考:スポーツ報知2020.3.12版)
2020.3.11 悔しい・・・ 史上初 センバツ大会中止が決定!
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて
19日に開催予定だった第92回センバツ高校野球大会の中止が決定した。

4日には無観客での開催の準備を進めてる方針を示したが、主催者は選手の「健康と安全第一」に考えて1週間で方針を転換した。 今後出場32校を甲子園に招致する救済プランも検討する事を明かした今大会の出場校は出場回数にカウントされる。結局、選手たちは出場したことになる記録だけ残る結果となってしまった。 4月3日から3日間予定されていたU18代表合宿も中止となることが決まった。
2020.3.5 どうなる? センバツ大会 中止も視野に 11日最終決断
日本高野連は4日、大阪市で第92回選抜高校野球大会の運営委員会と臨時理事会を開いた。

【現段階では】
■無観客試合で準備を進めている
●3/19開会式の中止を決定
●3/13組み合わせ抽選会は主催者が代理抽選
●3/15.16甲子園練習の中止
●3/19開幕⇒現状無観客試合 無観客で開催を決定した場合でも、その後の状況によっては中止となる可能性はある。 開催の可否は11日の臨時運営委員会で結論を出す予定だが予断を許さない状況である。
2020.2.23 センバツ2020出場校アラカルト
■初出場:5校 
白樺学園(北海道)
加藤学園(静岡)
※鹿児島城西(鹿児島)
※帯広農(北海道) 
※平田(島根)
※ 春夏通じて初

■最多出場  
中京大中京(愛知)31回目

■最長ブランク出場 
磐城(福島)46年ぶり  

■夏春連続出場:11校 
仙台育英(宮城) 
鶴岡東(山形) 
花咲徳栄(埼玉)
東海大相模(神奈川) 
山梨学院(山梨) 
星稜(石川) 
履正社(大阪) 
明石商(兵庫) 
智弁学園(奈良) 
智弁和歌山(和歌山) 
明徳義塾(高知) 

■連続出場:7校 
国士舘(東京)
山梨学院(山梨) 
星稜(石川) 
履正社(大阪) 
明石商(兵庫) 
智弁和歌山(和歌山) 
明豊(大分)

■アベック出場:6都道府県 
北海道⇒白樺学園・帯広農
群馬⇒健大高崎・桐生第一 
石川⇒星稜・日本航空石川 
大阪⇒履正社・大阪桐蔭 
奈良⇒天理・智弁学園 
大分⇒明豊・大分商
2020.2.22 センバツ出場校 公式戦成績ランキング
各部門の公式戦成績ベスト5(練習試合は含まず)

〈打率〉
1 履正社(大阪) .425
2 鶴岡東(山形) .420
3 大阪桐蔭(大阪) .412
4 帯広農(北海道) .404
5 仙台育英(宮城) .393

〈本塁打数〉
1 天理 20本
2 大阪桐蔭・智弁学園 14本
3 中京大中京 13本
4 仙台育英・明豊 11本
5 星稜 9本

〈得点数〉
1 中京大中京(愛知) 191
2 履正社(大阪) 126
3 大阪桐蔭(大阪)124
4 広島新庄(広島) 119
5 明豊(大分)115

〈最少失点数〉
1 花咲徳栄(埼玉) 11
2 鹿児島城西(鹿児島) 13
3 平田(島根) 15
4 明石商(兵庫)・創成館(長崎) 17
5 桐生第一(群馬) 20

〈盗塁数〉
1 県岐阜商(岐阜) 51
2 中京大中京(愛知) 46
3 加藤学園(静岡) 35
4 鳥取城北(鳥取) 26
5 明豊(大分) 24

〈投手防御率〉
1 磐城(福島) 1.19
2 鹿児島城西(鹿児島) 1.20
3 花咲徳栄(埼玉) 1.29
4 平田(島根) 1.78
5 健大高崎(群馬) 1.82

■各部門ランキング
〈打率〉履正社(大阪) .425
〈本塁打数〉天理 20本
〈得点数〉中京大中京(愛知) 191
〈最少失点数〉花咲徳栄(埼玉) 11
〈盗塁数〉県岐阜商(岐阜) 51
〈投手防御率〉磐城(福島) 1.19
2020.2.18 投手の負担軽減へ、反発力抑制の金属バットについて 来春導入を目指す
近年、金属バットの性能が上がり、打球が飛びすぎる事が課題 昨夏の甲子園大会で投手が顔面に打球を受け骨折をした。
これにより高野連は投手の負担軽減策として「木製に近い・飛ばないバット」 金属バットの反発力を抑制する規格の見直しが決まった


規格の見直しでは、その効果を抑えるためバットの直径を3ミリ小さくしたり、金属の厚さを厚くしたりすることが検討されている。

最終的には「製品安全協会」が、金属バットの新しい基準を定めることになっており高野連は早ければ2021年の春から、反発力を抑えた金属バットを導入するとの意向だが試験の進行状況やメーカーの供給体制などからずれ込む可能性もあるとの事 これにより、投手の負担軽減になるのか?ホームラン数は減少傾向になることは間違いない
2020.2.16 センバツ21世紀枠 選出校特集
2020年センバツ大会で出場を決めた21世紀枠3校の特集

■帯広農(道立)北海道  
〈公式戦成績〉 7戦5勝2敗 得点58/率404/本1/盗12/防3.78
〈主な卒業生〉 山田博一(元大洋)荒川弘(漫画家)
〈チーム戦力〉 打線の核は打率6割越えの水上、チーム打率も404と高打率で攻撃型のチーム 〈学校紹介〉 今年で創立100周年。夏は1度1982年に出場あり部員の殆どが農業後継者、全員が揃う練習は週末のみ 一般選考で選ばれた白樺学園とともに十勝地区からの初のセンバツ出場となる。 NHKの連続テレビ小説「なつぞら」や同校出身の漫画家の荒川弘さん農業高校の青春を描いた人気漫画「銀の匙 Silver Spoon」の舞台となったことでも知られている。

■磐城(県立)福島   
〈公式戦成績〉10戦8勝2敗 得45/率287/本0/盗13/防1.19
〈主な卒業生〉小野正一(元南海)皆川猿時(俳優)
〈チーム戦力〉エース右腕沖を中心とした守りのチーム、エースの出来が勝敗のカギとなる
〈学校紹介〉県内有数の公立進学校46年ぶりの出場 1971年選手権大会準優勝部員数わずか19人で東北大会ベスト8まで勝ち進んだ 昨年の台風19号の大きな被害を受けた地域であり復旧作業に積極的に取り組んだ 

■平田(県立)島根  
〈公式戦成績〉7戦5勝2敗 得19/率246/本0/盗6/防1.78
〈主な卒業生〉錦織良成(映画監督)園山幹生(洋画家)
〈チーム戦力〉エース古川と1番の保科が投打の軸
〈学校紹介〉公立校で文武両道である。創立は1916年中国大会ベスト8の実績、3度目でようやく21世紀枠での出場 小学生に野球体験会など地域に貢献している。
2020.2.1 センバツ2020 優勝校予想
少し早いですが、センバツ優勝予想をしてみました。

中京大中京(愛知)が第一候補に挙がる、東海大会優勝、明治神宮大会優勝と新チームになって公式戦19戦無敗の強さである。エース高橋宏斗、2番手の松島元希の2枚看板で安定した投手力を誇る、野手陣もセンターラインを中心にレベルが高く、総合力ではズバ抜けている印象。

■今年は近畿勢に有力校が揃い、中でも明石商(兵庫)は世代No1の呼び声が高いエース中森俊介と外野手のプロ注目の来田涼斗の2人は昨年の甲子園春夏ベスト4のメンバーで経験値、実力ともに申し分ない

履正社(大阪)も昨夏の甲子園優勝メンバー岩崎峻典と小深田大地が残り投打の軸が機能すれば優勝も狙える

智弁和歌山(和歌山)も伝統の強力打線は今年も健在で細川凌平、徳丸天晴を中心に打線は強力である

■強豪揃いの近畿大会を制した天理(奈良)は県3位からの快進撃で優勝まで勝ち上がった。近畿大会優勝の勢いをセンバツで発揮出来るかが鍵である。

大阪桐蔭(大阪)3季ぶりの出場で投手陣は左右の好投手を5人揃え、全員が140キロの超えるスピードを誇るまた旧チームから主力で活躍した西野力矢、船曳烈士を中心に攻撃力もある。投打がかみ合えば十分に優勝を狙えるチームである

健大高崎(群馬)は県3位からの下克上を合い言葉に関東大会優勝、明治神宮大会準優勝まで勝ち進んだ最速140キロの左腕エースの下慎之介と大型右腕の橋本拳汰の2枚看板で投手力が充実しており優勝を狙える。

「東の横綱」東海大相模(神奈川)はプロ注目の山村崇嘉、加藤響、西川僚祐、鵜沼魁斗の156発カルテットの強力打線が売り得点力は高く最少失点で抑えられれば優勝を狙える。

中京大中京(愛知)明石商(兵庫)履正社(大阪)智弁和歌山(和歌山)天理(奈良)大阪桐蔭(大阪)健大高崎(群馬)東海大相模(神奈川) 現時点で前評判の高いチームをピックアップして予想しました。昨年の東邦のように前評判は決して高くはなかったが、優勝を果たした過去もあり、大会中に大きく活躍するチームもあるので期待をしたい。
2020.1.31 センバツ出場32校 各スポーツ紙の評価
センバツ出場32校、各スポーツ紙の評価をまとめました

2020.1.25版 【スポニチ/ニッカン/スポーツ報知/サンスポ】

《北海道》
白樺学園(北海道) 評価B/B/B/B 

《東北》
仙台育英(宮城) 評価A/B/A/A
鶴岡東(山形) 評価B/B/B/B

《関東・東京》
健大高崎(群馬) 評価A/A/A/B
山梨学院(山梨) 評価B/B/B/B
東海大相模(神奈川) 評価B/A/A/A
桐生第一(群馬) 評価B/C/B/B
国士舘(東京) 評価B/B/C/B
花咲徳栄(埼玉) 評価B/B/B/B

《東海》
中京大中京(愛知) 評価A/A/A/A
県岐阜商(岐阜) 評価B/B/B/B
加藤学園(静岡) 評価B/C/C/B

《北信越》
星稜(石川) 評価B/B/B/A
日本航空石川(石川) 評価C/B/C/B

《近畿》
天理(奈良) 評価B/B/A/A
大阪桐蔭(大阪) 評価A/A/A/A
履正社(大阪) 評価A/A/A/B
智弁学園(奈良) 評価B/B/B/B
明石商(兵庫) 評価A/B/A/B
智弁和歌山(和歌山) 評価B/B/B/B

《中国・四国》
倉敷商(岡山) 評価B/B/B/B
鳥取城北(鳥取) 評価B/B/B/B
広島新庄(広島) 評価B/B/C/B
明徳義塾(高知) 評価B/B/B/B
尽誠学園(香川) 評価C/B/B/B

《九州》
明豊(大分) 評価B/B/B/B
大分商(大分) 評価B/B/B/B
創成館(長崎) 評価B/C/C/B
鹿児島城西(鹿児島) 評価C/C/B/B

《21世紀枠》 
帯広農(北海道) 評価C/C/C/C
平田(島根) 評価C/C/C/C
磐城(福島) 評価C/C/C/C

【A評価4】中京大中京 大阪桐蔭 
【A評価3】仙台育英 健大高崎 東海大相模 履正社
【A評価2】天理 明石商
2020.1.26 センバツ21世紀枠選考で感じたこと
2020センバツ出場校が決まり、21世枠選出校は帯広農(北海道)磐城(福島)平田(島根)が選出された。
過去の21世枠選出校を見ても、「自然災害で被災された地域」「過疎地域で少人数ながら好成績」が重要視されているように思う。 確かに選考基準に沿った選出なので間違いはないが、一方で、出場校数の多い都市部や強豪校の多い都道府県の選出が少ないのは疑問である。

神奈川、大阪は21世紀枠に入ったことがない。 また都市部の高校では専用グランドがなく、遠方まで移動してグランドを借りて練習している高校も数多くある。人口密集地の都市部ならではの練習環境の悪さには全くスポットが当たらない。 選考基準にも「近年上位にいながらも、強豪校に惜しくも敗れて甲子園に恵まれない」基準もありこれに合った高校が選出されたケースが少ないのも疑問である。
2020.1.24「関東・東京6校目」総合力で花咲徳栄に軍配!古豪・帝京惜しくも選出ならず
〈選考過程〉
一般選考は予想を覆す波乱はなく昨秋の各地区の上位校がすべて選ばれた。
その一方で毎年、注目の関東・東京6校目の選考だった。
関東ベスト4と東京の国士舘は順当に選出、しかし6校目は最終的に関東の花咲徳栄と東京の帝京の一騎打ちとなった。 久々に帝京がいいチームを作り激戦の東京都大会では関東一高、日大三、創価などの強豪校を下しての準優勝を評価する一方で決勝の国士舘相手に6-0の2安打完封負けの試合内容を指摘する声が多かった。

もし帝京がこの試合で接戦か得点が入っていた負けなら帝京の選出も十分にあったと思う。 結果、高校通算47本塁打の井上を中心に総合力で上回る花咲徳栄に軍配が上がった。

当管理人の予想では西部台(埼玉)を第一候補で挙げていたが、補欠校になってしまい予想から外れた。 昨年も東京都大会準優勝の東海大菅生が落選して関東大会準々決勝コールド負けの横浜がエース及川投手の存在を優先して選出された過去もあり毎年予想が難しい関東・東京6校目である。

【関東・東京6校】
健大高崎(群馬)⇒関東大会優勝
山梨学院(山梨)⇒関東大会準優勝
東海大相模(神奈川)⇒関東大会ベスト4
桐生第一(群馬)⇒関東大会ベスト4
国士舘(東京)⇒東京都大会優勝
花咲徳栄(埼玉)⇒関東大会ベスト8
2020.1.24 第92回センバツ出場校・チーム紹介
第92回選抜高校野球大会の選考委員会が大阪市内の毎日新聞大阪本社・オーバルホールで行われ、出場32校が決まった。

《21世紀出場校3校》

■帯広農(北海道)初出場
〈チーム成績〉打率404/本1/盗12/防3.78/失策7
⇒夏は1982年に出場、部員の多くは農業後継者であり全員が揃うのは土日のみの環境で昨秋の道大会ベスト4まで勝ち進んだ 

■磐城(福島)46年ぶり3回目
〈チーム成績〉打率287/本0/盗13/防1.19/失策21 
⇒昨秋福島県大会3位、東北大会ベスト8 台風の被害に遭ったが、地域の復旧活動に貢献した

■平田(島根)初出場
〈チーム成績〉打率246/本0/盗6/防1.78/失策8 
⇒昨秋島根県大会準優勝、中国大会ベスト8 昨年も候補校に選ばれながらも惜しくも落選、野球の普及活動に盛んで地域活性のイベントにも積極的に参加 

△補欠校⇒伊香(滋賀)近大高専(三重)



《一般選考29校》

【北海道地区1校】

■白樺学園(北海道)初出場  
〈チーム成績〉打率326/本3/盗8/防3.19/失策8
⇒北海道大会全4試合で42得点と高打率の成績。1番川波をはじめ打線に厚みがある。エース片山MAX142キロ、変化球はスライダーなど多彩、打っても4番のチームの大黒柱

△補欠校 札幌日大



【東北地区2校】

■仙台育英(宮城)3年ぶり13回目 
〈チーム成績〉打率381/本11/盗9/防3.41/失策5
⇒昨夏の甲子園ベスト8メンバーが7人残り、東北大会4試合で68安打35得点と破壊力抜群の強力打線が持ち味。特にプロ注目の4番入江を軸にクリーンナップの打撃力が魅力で高い得点力がある。向坂、笹倉の両左腕を筆頭に投手陣も充実。投打がかみ合えば上位を狙える

■鶴岡東(山形)41年ぶり2回目 
〈チーム成績〉打率419/本4/盗14/防3.79/失策2
⇒攻撃型のチームで得点力も高く上位から下位まで切れ目のない打線が持ち味で1試合平均10点以上を叩き出している。1イニングで5点以上を挙げる集中力もある。

△補欠校 盛岡大付(岩手)仙台城南(宮城)



【関東・東京6校】

■健大高崎(群馬)3年ぶり4回目 
〈チーム成績〉打率288/本7/盗23/防1.82/失策13
⇒関東大会優勝、明治神宮大会準優勝の立役者MAX141キロのエース下慎之介と191cmの大型右腕橋本拳の2本柱。捕手戸丸の巧みなリードでバッテリーの完成度も高く上位を狙える。

■山梨学院(山梨)2年連続4回目 
〈チーム成績〉打率315/本3/盗22/防3.27/失策6
⇒公式戦22盗塁で足を絡めた攻撃と堅守が持ち味。

■東海大相模(神奈川)2年ぶり11回目
〈チーム成績〉打率382/本7/盗22/防2.31/失策6
⇒昨夏の主力の鵜沼、山村が残り打線は強力で得点力も高い。

■桐生第一(群馬)4年ぶり6回目
〈チーム成績〉打率363/本5/盗9/防2.03/失策6
⇒左腕エース宮下の変化球が多彩でキレもよく、制球力もある打線は小技を多用し得点を狙っていく

■花咲徳栄(埼玉)4年ぶり5回目 
〈チーム成績〉打率390/本2/盗16/防1.25/失策6
⇒昨夏の甲子園を経験した左腕エース高森の完成度は高い、4番井上の長打力もある。

■国士舘(東京)2年連続10回目
〈チーム成績〉打率345/本2/盗9/防1.89/失策10
⇒エースの中西は昨秋の防御率1.31と安定感があり、完投能力も高い。

△補欠校 習志野(千葉)西武台(埼玉)帝京(東京)



【東海地区3校】

■中京大中京(愛知)10年ぶり31回目
〈チーム成績〉打率380/本14/盗49/防2.06/失策10
⇒神宮大会優勝校、MAX148キロ右腕エース高橋を中心に堅守、打線は3番中山、4番印出が中心  

■県岐阜商(岐阜)5年ぶり29回目
〈チーム成績〉打率338/本5/盗26/防2.41/失策11
⇒鍛冶舎監督就任後初の甲子園で采配が見どころ、ヒットエンドランを多用するなど機動力が持ち味 

■加藤学園(静岡)初出場
〈チーム成績〉打率279/本7/盗39/防2.28/失策17
⇒エース肥沼の制球力がよく昨秋の防御率2.05と安定感がある

△補欠校 藤枝明誠(静岡)愛工大名電(愛知)



【北信越地区2校】

■星稜(石川)3年連続14回目
〈チーム成績〉打率371/本9/盗16/防1.84/失策5
⇒5季連続出場、4番の内山など昨夏の主力が残る打線は経験値もあり強力で得点力も高い。 

■日本航空石川(石川)2年ぶり2回目
〈チーム成績〉打率332/本6/盗12/防5.57/失策6
⇒制球力の高い右腕田中と長身190cmの角度のあるボールで抑える147キロ右腕嘉手苅の2本柱  △補欠校 敦賀気比(福井)佐久長聖(長野)



【近畿地区6校】

■天理(奈良)5年ぶり24回目
〈チーム成績〉打率382/本20/盗11/防3.30/失策16
⇒破壊力は抜群、公式戦12試合で20本塁打は強力  

■大阪桐蔭(大阪)2年ぶり11回目
〈チーム成績〉打率412/本14/盗9/防3.84/失策1
⇒昨秋は11試合で14本塁打、打線は西野を筆頭に切れ目のない打線が持ち味 

■履正社(大阪)2年連続9回目
〈チーム成績〉打率425/本12/盗8/防2.08/失策9
⇒昨夏の全国優勝を経験した池田、小深田が中軸で長打力は抜群  

■智弁学園(奈良)2年ぶり13回目
〈チーム成績〉打率386/本14/盗9/防3.19/失策15
⇒昨夏、1年生で甲子園を経験した左腕西村、右腕小畠、4番の前川の打力に注目 

■明石商(兵庫)2年連続3回目
〈チーム成績〉打率335/本1/盗9/防1.87/失策4
⇒昨年は春夏ベスト4の実績を掲げての出場、経験値のあるプロ注目のスラッガー来田、エース中森の投打がかみ合えば優勝も十分に狙える。 

■智弁和歌山(和歌山)3年連続14回目
〈チーム成績〉打率336/本7/盗8/防3.74/失策10
⇒6季連続出場、プロ注目のMAX148キロ右腕の小林樹を軸に投手層は厚い、伝統の強力打線も健在。

△補欠校 京都翔英(京都)奈良大付(奈良)



【中国・四国地区5校】

■倉敷商(岡山)8年ぶり4回目
〈チーム成績〉打率320/本5/盗18/防3.09/失策8
⇒永野と福家の左右2枚看板、攻撃では原田が中心 

■鳥取城北(鳥取)8年ぶり2回目
〈チーム成績〉打率366/本5/盗26/防4.50/失策11
⇒MAX145キロの中川、MAX141キロの松村ら投手陣が充実

■広島新庄(広島)6年ぶり2回目
〈チーム成績〉打率390/本5/盗22/防2.37/失策13
⇒秋山、秋田の両左腕のでき次第で上位進出は狙える

■明徳義塾(高知)2年ぶり19回目
〈チーム成績〉打率325/本7/盗19/防2.81/失策13
⇒制球力抜群のエース新地を中心に最少失点で抑え、投打がかみ合えば上位進出は狙える

■尽誠学園(香川)18年ぶり7回目
〈チーム成績〉打率352/本3/盗6/防3.41/失策4
⇒エース村上と主砲仲村を軸に上位を狙う

△補欠校 中国地区 創志学園(岡山)矢上(島根) 四国地区 岡豊(高知)新田(愛媛)



【九州地区4校】

■明豊(大分)2年連続4回目
〈チーム成績〉打率390/本11/盗24/防4.13/失策8
⇒強力打線が売り、投手のでき次第で上位を狙える

■大分商(大分)23年ぶり6回目
〈チーム成績〉打率315/本3/盗23/防3.64/失策18
⇒MAX147キロのエース川瀬は本格派右腕 

■創成館(長崎)2年ぶり4回目
〈チーム成績〉打率295/本1/盗19/防1.99/失策1
⇒センターラインを中心に守りのチーム

■鹿児島城西(鹿児島)初出場
〈チーム成績〉打率316/本4/盗5/防1.20/失策8
⇒八方、前野の2本柱は安定感抜群

△補欠校 沖縄尚学(沖縄)宮崎日大(宮崎)
2020.1.22 「神宮枠」今年はどこの高校が選出されるか?
1月24日に決まる選抜出場校の直前、今年の神宮枠はどの高校が選出されるか?

神宮大会枠は2003年の選抜から導入された仕組み、神宮大会優勝校の地区から1枠分追加される。 昨秋の明治神宮大会では中京大中京(愛知)の優勝で幕を閉じた。

よって今年は東海地区に神宮枠が与えられた。東海地区の一般選考は2校、神宮枠1校の3校が選出される。

【東海地区大会】
◎優勝 中京大中京(愛知1位)
◎準優勝 県岐阜商(岐阜1位)
△ベスト4 藤枝明誠(静岡1位) 加藤学園(静岡2位)

■東海大会 準決勝 試合結果
中京大中京(愛知1位)12-5藤枝明誠(静岡1位)8回コールド
県岐阜商(岐阜1位)4-3加藤学園(静岡2位)

※準決勝の試合内容で見ると1点差負けの加藤学園(静岡2位)が有利だが、県大会では藤枝明誠(静岡1位)が勝利している為、中京大中京戦の大敗をどう見るかがカギになる。
この2校ともに春夏通じて初の出場となる。

また21世紀枠では近大高専(三重)も最終候補に選出されているため、東海地区で4校選出の可能性もある。今年は東海地区が熱い!

【東海地区大会参加校】
静岡:藤枝明誠 加藤学園 静岡商
愛知:中京大中京 愛工大名電 豊川
岐阜:県立岐阜商 大垣商 大垣西
三重:近大高専(21世紀枠候補) 津商 三重
2020.1.13 【飛ばないバット】ベンチ入り選手の見直しも
日本高野連は球数制限に伴い
「打撃優位になっている環境面から投手の障害予防に繋がらない」と最短 で2022年から 飛ばないバット の導入を目指す事を明かした。

具体的には 最大径67ミリから木製バットの平均的な太さの64ミリ にして高い反発性の抑制を図る、これによりホームランや長打が減る事も予測される、打撃戦の試合は減ると思われる。見る側としては点数の入りにくい試合は面白くないと思う所はある。

またベンチ入り選手の見直しも球数制限の導入で更に投手の人数が必要になってくる。現在の地方大会ではベンチ入りは18から20人、甲子園は18人となっており、ベンチ入り選手の入れ替えや、DH制の導入、ベンチ入り人数を25人に増やすなど投手の疲労軽減を考慮して球数制限の試行期間の3年間の間にルール化になる可能性がある。

これにより2019年の選手権大会から導入された休養日を設け過密日程の緩和や球数制限、飛ばないバットの導入と選手の障害予防の意識は高まってきている。
2020.1.21 センバツ選考「関東・東京6校目」毎年激戦、今年は!?
1月24日に21世紀枠・神宮枠含む32校の選抜出場校か決まる直前、
毎年関東・東京の6校目の選考が注目される。
関東4校・東京1校は決まりだが6校目が関東ベスト8と東京準優勝の選考になる。

昨秋の関東大会、東京都大会の成績を紹介、分析  

【関東大会】
◎優勝 健大高崎(群馬3位)
◎準優勝 山梨学院(山梨1位)
◎ベスト4 桐生第一(群馬1位) 
◎東海大相模(神奈川1位) 

△ベスト8 
習志野(千葉1位) 
西部台(埼玉2位) 
花咲徳栄(埼玉1位) 
桐光学園(神奈川2位)

■関東大会 準々決勝 試合結果

健大高崎(群馬3位)3×-2西部台(埼玉2位)
桐生第一(群馬1位)10-4桐光学園(神奈川2位)
東海大相模(神奈川1位)12-6習志野(千葉1位)
山梨学院(山梨1位)2-1花咲徳栄(埼玉1位)

【東京都大会】
◎優勝 国士舘 
△準優勝 帝京 

■東京都大会 決勝 試合結果
国士舘6-0帝京

※関東ではベスト8の西部台(埼玉2位)が準々決勝で優勝校の健大高崎(群馬3位)に2-3のサヨナラ負けの敗退とベスト4の中には埼玉勢がいない事から優勝校に惜しくも敗退と地域性で有利と考えられる。 また埼玉1位の花咲徳栄も県大会決勝では西部台に勝利しており、準々決勝では山梨学院(山梨1位)に1点差の敗退も考えると可能性は十分にある。関東では埼玉勢の2校が有力だが、ここで東京都大会の準優勝帝京との選考になる。 帝京は決勝の国士舘6-0の敗退が選考にどう影響してくるかがカギとなる。また名門校ながら近年は春夏通じて甲子園出場から遠ざかっている事から話題性と激戦の東京都大会準優勝の成績で選考の可能性もあると考える。出場となれば平成22年以来の10年ぶりの出場となる。 毎年、激しい争いを繰り広げる関東・東京6校目今年はどの高校が選ばれるか注目したいところである。
2020年 センバツ高校野球の日程
■日程3月19日(木)から13日間
阪神甲子園球場で開催決勝戦は3月31日(火)

休養日について 準々決勝翌日と準決勝翌日の2日間となる。
2日間雨天順延となれば、決勝戦前の新たな休養日が、3日間順延となると準々決勝翌日の休養日もなくなる。
出場校は1月24日(金)に決定。組み合わせ抽選会は3月13日(金)に行われる。
出場校32校  (各地区28校・21世紀枠3校・明治神宮枠1校)

各地区別の出場校数は
北海道1校、東北地区2校、関東・東京地区6校、東海地区2+神宮枠1校、北信越地区2校、近畿地区6校、中国・四国地区5校、九州地区4校
今大会から「1週間で500球」の球数制限と申告敬遠が導入される。
2020.1.18 過去10年間の21世紀枠の出場校・都道府県・地区別に分析
【過去10年間の21世紀枠出場校】

◎は1勝以上した高校

2010年 
山形中央(山形)
◎向陽(和歌山)
川島(徳島)

2011年 
大館鳳鳴(秋田) 
佐渡(新潟) 
◎城南(徳島) 

2012年 
女満別(北海道) 
石巻工(宮城) 
洲本(兵庫) 

2013年 
◎遠軽(北海道) 
いわき海星(福島) 
益田翔陽(島根) 
土佐(高知) 
東北絆枠により4校

2014年 
小山台(東京) 
海南(和歌山) 
大島(鹿児島) 

2015年 
豊橋工(愛知) 
桐蔭(和歌山) 
◎松山東(愛媛) 

2016年 
◎釜石(岩手) 
長田(兵庫) 
小豆島(香川) 

2017年 
不来方(岩手) 
多治見(岐阜) 
中村(高知) 

2018年 
由利工(秋田) 
膳所(滋賀) 
伊万里(佐賀) 

2019年 
石岡一(茨城) 
富岡西(徳島) 
熊本西(熊本) 

【都道府県別出場校】 
3校選出 北海道 和歌山 徳島 
2校選出 秋田 岩手 兵庫 高知
1校選出 山形 宮城 福島 新潟 茨城 東京 愛知 岐阜 滋賀 愛媛 香川 島根 鹿児島 佐賀 熊本 

【地区別出場校】 
北海道3校 
東北地区7校 
関東・東京2校 
北信越地区1校 
東海地区2校 
近畿地区6校
中国地区1校 
四国地区6校 
九州地区3校

※選考基準が明確化をされている中、過去10年では東北地区7校が最多、関東・東京の2校は参加校数を加味しても過去10年で2校の選出は少ない。中国地区1校に対して四国地区6校のバランスも気になるところ、全体で見ると東日本の選出が多い。
2020.1.02 球数制限と申告敬遠について 【過去に1大会500球以上投げた投手】
試行期間として
●1人の投手の投球数が1週間で500球に達した時点でそれ以上投げることができない

●1週間とする対象期間は都道府県大会などと、それに連続する大会日程の期間を含む

●打者との対戦中に達した場合はその打者との対戦が終わるまで投げられる。

●試合が降雨などで続行不可能となりノーゲーム、再試合となった試合の投球数は500球にカウントする。
2020年選抜大会から導入を行い3年間の試行期間で検証を行い、2023年から正式にルール化になる見込みである。
国体や明治神宮大会は検討中である。
記憶に新しい2019年選手権大会では星稜の奥川恭伸投手が3回戦から決勝まで6日間で379球と制限内だった。

過去をさかのぼると1998年選手権大会ではライバルPL学園と延長17回の熱戦を繰り広げた横浜の松坂大輔投手が3回戦の星稜戦から決勝の京都成章戦まで4連投で535球 2006年選手権大会では決勝再試合の激戦を繰り広げた駒大苫小牧の田中将大投手が決勝再試合を含めて7日間で577球 優勝をした早稲田実業の斎藤佑樹投手は6日間で689球を投げ込んでいる。 将来性のある投手が選手寿命の短縮、ヒジ、肩の故障にも影響があるので投手の観点から早くルール化をして欲しい。



申告敬遠は、申告すれば投球せず故意四球に出来る。 すでにプロ野球では行っており、高校野球でも導入することになった。投手の球数を減らせることや、試合時間短縮にも繋がるメリットがある。
2019.12.13 2020センバツ21世紀枠 候補校発表
【21世紀枠の選考基準とは】

■秋季都道府県大会ベスト16以上
■部員数が少ない、施設、環境面でのハンディや自然災害などで困難を克服
■学業との両立■近年上位にいながらも、強豪校に惜しくも敗れて甲子園に恵まれない
■ハンディがある中でも工夫した練習に取り組み成果を上げている
■地域活動にも積極的に取り組み、好影響を与えているなどが挙げられます
■東日本、西日本から1校ずつ、残りは地域を限定せずに選ぶ 近年の21世紀校の選抜大会での成績は大差での負けや、力の差を感じる試合などが多く21世紀校がなかなか勝ち進めない現状ではありますが、是非、甲子園での活躍を期待したいです。

【21世紀枠候補校と過去の出場回数】

【北海道】
帯広農(道大会ベスト4) ⇒昭和57年選手権大会出場
■部員の多くは農業後継者で全員が揃うのが土日のみの練習環境

【東北地区】
福島県・磐城(県3位・東北大会ベスト8)
⇒昭和43、49年選抜大会出場、昭和38、43、45、46(準優勝)50、60、平成7年 選手権大会出場
■部員が昨夏の台風で地域の復旧活動に貢献した

【関東地区】

栃木県・宇都宮(県ベスト8)
⇒(宇都宮中)大正13年選手権大会出場ベスト8
■進学校、台風被災地でボランティア活動に貢献した

【北信越地区】

福井県・敦賀(県準優勝・北信越大会ベスト8)
⇒(敦賀商)選抜大会4回、選手権大会17回の古豪
■手作りの狭いグランドで練習方法を工夫、自主練習を多く取り入れた。出場になれば59年ぶりとなる

【東海地区】

三重県・近大高専(県優勝・東海大会初戦敗退)
⇒甲子園出場なし
■高等専門学校で資格取得を目指しながら部活動に取り組み秋の県大会を制した。

【近畿地区】
滋賀県・伊香(県ベスト4)
⇒昭和52、62年選抜大会出場、昭和43、48,62年選手権大会出場
■地域住民との交流を積極的に行っている。

【中国地区】
島根県・平田(県準優勝・中国大会ベスト8)
⇒甲子園出場なし
■少人数ながら秋季中国大会ベスト8入り、野球の普及活動に積極的で地域活性のイベントにも参加

【四国地区】
徳島県・城東(県3位・四国大会ベスト8)
⇒甲子園出場なし
■県内屈指の進学校で創部以来学校周辺の清掃活動を実施

【九州地区】
沖縄県・本部(県ベスト8)
⇒甲子園出場なし 
■統合が検討されたこともある小規模校、地域のボランティア活動に積極的に取り組んでいる。